現時点では法案が下院を通っただけ(本日上院で議決、かつ12月9日には見直し予定)で、具体的な運用のイメージまで明確になっていませんが、今回新たに導入される
「職場の3Gルール(3G am Arbeitsplatz)」
~ワクチン接種済(geimpft)、治癒済(genesen)、当日検査陰性確認済(getestet)、
のいずれかでなければ職場に立ち入ることができない~
のポイントは以下4点です。
- 社員の3Gステータスを会社が確認できるようにする(ドイツでは個人情報保護が非常に厳しく、健康状態や病気について会社が確認することは許されていないが、コロナについては例外になる)
- 3Gルールの順守状況は会社が毎日確認し記録しなければならない
- 会社は週2回以上、検査機会を提供しなければならない
- 業務に支障ない限り、極力在宅勤務(Homeoffice)とする
昨日の決定事項についての政府プレスリリースはこちらです(ドイツ語)。電車・バス・飛行機でも同様の3Gルールが適用されます。
2021-11-18-mpk-data.pdf (bundesregierung.de)
なお、一足先に職場への3Gルール適用を始めているオーストリアの例がこちらに紹介されています。(例:移行期間2週間、ワクチンの有効期間は2回目から360日(J&Jの場合は270日)、治癒済は180日、陰性証明のチェックは必ずしも入り口でなくても全数でなくてもいい、などなど)
checkliste-3-g-arbeitsplatz.pdf (wkv-media.at)
ドイツでも似たような実運用になるのではないかと推察しています。