日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220907 ドイツの電力、ガスと原子力から石炭と風力にシフト

先ほどドイツ連邦統計局から、2022年前半(1~6月)の電源構成の数字が発表されましたのでご紹介します。

 

<従来型エネルギー>

 石炭:27.1%⇒31.4%(ガスや原子力の減少分を補う主力)

 ガス:14.4%⇒11.7%(ロシア依存引き下げのため圧縮)

 原子力:12.4%⇒6.0%(昨年6基⇒今年3基、年末停止予定)

 

<新エネルギー>

 風力:22.1%⇒25.7%(規制緩和や手続き加速で増設中)

 太陽光:9.4%⇒11.2%(日照時間増)

 バイオガス5.8%⇒5.7%

 水力:3.7%⇒3.2%

 

ちなみに日本(今年4月単月)では、

 石炭:29.8%、ガス:35.3%、石油:2.8%、原子力:5.9%

 水力:14.3%。その他再エネ計:8.4% となっています。

 


https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/electric_power/ep002/pdf/2022/0-2022.pdf

 

日本もドイツも、エネルギー自給率が低いので、エネルギーの希少化/価格高騰という今局面で大変苦労させられています。

安定供給 | 日本のエネルギー 2021年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」 |広報パンフレット|資源エネルギー庁 (meti.go.jp)