カタールW杯の誘致経緯と人権侵害があまりにもひどいので、ドイツでは「そもそもボイコットすべき」「ライブでは見ない」「グッズも買わない」という冷めた雰囲気が支配的になっています。
そのため、過去のW杯初戦はいずれもTV観戦者数が20百万人を上回っていたのですが、今回の初戦である対日本戦はいつもの半分以下、923万人となっていました。
(上から順に、2006:コスタリカ、2010:豪、2014:ポルトガル、2018:メキシコ)
しかし、格下の日本に対する屈辱的な大逆転負けはドイツでも大々的に報道され、その次のスペイン戦では予選敗退が早々に決まってしまうかも知れない/その後コスタリカの援護射撃でやはり予選突破ができるかもしれなくなった、という状況になったため、ドイツ対スペインの対決(結果は1:1で引き分け)は、結局1705万人がTV観戦した模様です。
WM 2022 im Fernsehen: TV-Einschaltquoten der Spiele in Katar (rp-online.de)
20221128 コスタリカの援護射撃、ドイツにとってこの上ない恵みの雨 - 日独経済日記 (hatenablog.com)
なお、今までの試合の中で、TV視聴者数が多かったランキングは以下の通りとなっています。やはりいつもよりはかなり少なめであることは間違いなさそうですが、ポイントは相応に押さえられているような気がします。
- ドイツ 対 スペイン 1705万人(突出して多い)
- ドイツ 対 日本 923万人
- カタール 対 エクアドル(開幕戦) 621万人
- ポルトガル 対 ウルグアイ 537万人
- アルゼンチン 対 メキシコ 533万人
- ブラジル 対 セルビア 502万人
- フランス 対 オーストラリア 496万人
- クロアチア 対 カナダ 495万人
- イングランド 対 米国 485万人
- フランス 対 デンマーク 463万人