ドイツでは、先月半ばにかなり寒い日が2週間続いた後、年末から足元までは平年よりずっと暖かい日が続いています(黒太線が気温推移)。
ドイツ気象庁の今後1か月予想によると、2月上旬まではこのまま平年比1~2度くらい高い気温が続く可能性がかなり高いようです。
Wetter und Klima - Deutscher Wetterdienst - Basis-Witterungsvorhersagen (dwd.de)
そのおかげで、ドイツのガス備蓄(紫太実線)は引き続きベストシナリオ(上の点線)を上回る水準を維持しています。
突然厳冬がぶり返してガスが足りなくなるというリスクは今のところ視界に入ってきません。
Energiemonitor: Die wichtigsten Daten zur Energieversorgung – täglich aktualisiert | ZEIT ONLINE
そのような状況下、欧州天然ガス国際価格(TTF)も、ウクライナ戦争勃発前の水準での弱含み推移がつづいています。
なお、最近は暖冬のせいか結構雨が多いので、ライン川の水位を注視しているのですが、今のところ洪水リスクを心配するほどではないようです(グラフ内上のHW-MarkeⅡの線を越えてくると危ない)。
https://vorhersage.bafg.de/14-Tage-Vorhersage/Kaub_14Tage.pdf
感染爆発が恐れられているインフルエンザについても、(年末で報告が下火となっているだけという可能性が高いものの)今のところ警戒が必要なくらい爆増しているというわけではなさそうです(年末週は週2万人に半減)。