ドイツ政府(連邦ネットワーク庁)が日次で発表している「ガス需給を取り巻く状況」について確認しておきます。
Bundesnetzagentur - Aktuelle Lage Gasversorgung
結論としては「状況は安定的」で今のところは心配ないのですが、今後も引き続き警戒が必要という総合評価になっています。
冒頭のメーターの中で、左から2番目の「ガス使用量」だけがオレンジの「危険ゾーン」となっていますが、これはここ2週間くらい気温(青実線)がぐっと下がって平年比でもかなり寒くなったため....
目標平年比▲2割のところ、先週は平年比3度気温が低くて▲5%くらいしか節約できなかった、ということに対する厳しい評価結果です。
その結果、ガス備蓄(オレンジ線)は88%まで結構大きめに低下しています。
ただ、最初の気温グラフの青点線にある通り、今日から気温はかなり上がっていますので、このような急角度の備蓄減少が続く可能性は低下しています。
本ブログで以前からご紹介している「ガス備蓄率シナリオ」でも今のところ懸念なさそうな推移(太紫線)となっていることが確認できます。
ドイツのガス状況についてご関心のある方は、上のリンクと併せてこちらもWEB翻訳で時々チェックすることをお勧めします。
Energiemonitor: Die wichtigsten Daten zur Energieversorgung – täglich aktualisiert | ZEIT ONLINE