先ほどドイツifo景況指数が出て、3ヶ月連続の上昇(市場予想をBEAT)となり、ここ数か月の過度の悲観の修正局面が続いていることが確認されました。
一番大きな要因は、エネルギー価格の落ち着き/ガス不足懸念の低下と思われます。
Energiemonitor: Die wichtigsten Daten zur Energieversorgung – täglich aktualisiert | ZEIT ONLINE
ifoの中身を見ておくと、
右下の建設業以外で、期待指数(青線)を中心に大幅な改善がみられるものの...
景気サイクル図的にはどっぷりと「リセッション領域(第3象限)」に入ったままであり...
特に、運輸・倉庫、情報・通信、不動産・住宅、の3業種の具合が悪い、と報告されています。
ifo Geschäftsklimaindex gestiegen (Dezember 2022) | Fakten | ifo Institut
先週一足先に出ていたドイツ総合PMI(12月分)でも同様に過度の悲観修正減少が観測されています。
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/e504df924169439a80a5d083d46f4bb0
但し、これまで予想以上に奮闘してきたGDP(緑)は、今後ifo(青)やPMI(赤)を後追いする格好で、少なくともある程度は落ちて来る可能性が高くなっています。
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ドイツ経済省のNOWCASTによる見立てとしては、
今年Q4前期比▲0.5%、来年Q1前期比▲0.6%となっています。