ifo Beschäftigungsbarometer gestiegen (Januar 2023) | Fakten | ifo Institut
先ほどifoから1月の「雇用バロメータ」が発表され、改善が続いていました。
業種別にみると、以下のような感触になっているようです。
①製造業(左上)では、機械と電子中心に強気化
②サービス業(右上)では、ITサービスで大手で解雇された人材を中小が積極採用
③商業(左下)では、強気と弱気がほぼ拮抗
④建設業(右下)では、業況が厳しい割には人手不足の方がまだ深刻
採用意欲を示している同バロメータは求人数(赤)の先行/同時指標になりますので、求人数が高水準で下げ止まったということを意味しています。
オンライン求人数(青)も強いままなので、これらを総合的に見て、就業者数(緑)はしっかり推移しそうだ(そう簡単に崩れそうにない)と判断できます。
こういう状況ですので、一昨日こちらの投稿でご紹介した直近の政府公式予測でも
20230125 ドイツ政府年次経済報告のポイント - 日独経済日記
2022年 2023年 2024年
実質GDP 1.9% 0.2% 1.8% (今年▲0.4%から上方修正)
失業率 5.3% 5.4% 5.2% (ほぼ上がらない)
と、今年低成長でも失業率はほぼ悪化しない、ということになっていました。
なおifo研の月次アンケート3本柱「景況指数」「輸出期待指数」「雇用バロメータ」を中心とする各種アンケート調査結果はこちらのリンクからアクセスできます。