日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230404 ドイツ人が肉を食べなくなってきています

 

ドイツ農業食品省の発表によると、ドイツ人の肉の消費量が激減しています。

特にドイツ人が最も好んで食べてきた豚肉の消費が落ちています。数字はありませんが、ソーセージなどの加工肉も落ちているようです。一方、代替肉製品の売上げは順調に伸びています。

近年気候変動や動物愛護への意識の高まりから、ベジタリアン/ビーガンが増えていることが理由のようです。

またこの2年間インフレがきつかったことも、肉離れに拍車をかけた模様です。

国内需要以上に国内生産量がある(+1~2割程度)ため、輸出が伸びない限り、国内食肉生産業者は苦しい状況に陥ります。

 

一人あたり肉の消費量(kg):上から、牛肉、豚肉、鶏肉、合計

直近10年でガクンと落ち込んでいます

 Fleischverzehr sinkt 2022 auf Rekordtief
So viel Fleisch essen Menschen in Deutschland pro Jahr


Rind- und Kalbfleisch
1992: 13,2
2002: 8,3
2012: 9,1
2022*: 8,7

Schweinefleisch
1992: 39,3
2002: 39,4
2012: 38,7
2022*: 29,0

Geflügelfleisch
1992: 7,4
2002: 10,4
2012: 11,3
2022*: 12,7

Fleisch gesamt
1992: 62,9
2002: 60,4
2012: 60,9
2022*: 52,0

in Kilogramm Schlachtgewicht pro Kopf in Deutschland

*vorläufige Werte

Quelle: Bundesanstalt für Landwirtschaft und Ernährung