(赤:鳥肉、黒:豚肉、青:牛肉、2000年の生産量=100とするインデックス)
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/02/PD23_051_413.html
先ほどドイツ連邦統計局から2022年食肉生産統計が発表され、
豚肉(グラフ黒、シェア64%):4.5百万トン 前年比▲9.8%
牛肉(グラフ青、シェア14%):1.0百万トン 前年比▲8.2%
鳥肉(グラフ赤、シェア21%):1.5百万トン 前年比▲2.9%
となっていました。
食肉生産は2017年頃から減少に転じており、これは環境意識や動物愛護意識の高まりによるベジタリアン/ビーガンの増加によるものと考えられています。
昨年はこれに加えて以下のような強烈な値上がり(2022年12月の前年同月比)
豚肉+20.2% 牛肉+19.1% 鳥肉+31.5%
が買い控えにつながったものと推察されます。
(2015年比では、それぞれ豚肉+40.9% 牛肉+32.7% 鳥肉+39.5%なので、
大変の値上がりは昨年1年で起こっていることが判ります)
動物の命を奪うのはやはりかわいそうだし、人口肉もなかなかおいしくなってきたし、二酸化炭素排出や食料効率(家畜の飼育には大量の穀物が必要)の上でも環境にやさしくないので、できるだけ肉食は減らしていこう、と考えるドイツ人は増えているようです。今後も食肉生産減少トレンドは続きそうです。
<ご参考:2022年ドイツ食材値上がりランキング(トップ10)>