欧州では本日から冬時間に切り替わっています。今朝3時の時計が2時まで1時間巻き戻され、1日が1時間長くなっています。
スマートスピーカーに時間を聞くと「夏時間の午後11時です」「冬時間の午前6時です」などと言ってくれました。便利な世の中になったものです。
サマータイム制の関連で覚えておいて損がなさそうなことをメモしておきます。
- EU域内統一の冬時間は、10月の最終日曜日から翌年3月の最終日曜日まで。
- 今回の冬時間は今日(10月29日)から来年3月31日まで。
- 米国では来週11月5日から冬時間(経済統計などの発表時間のズレに注意)。
- 日本とドイツの時差は8時間(昨日までの夏時間では7時間)。英国は9時間。
- ドイツではエネルギー節約目的で1980年からサマータイム制を導入。
- しかしドイツではまだ寒い時期の夏時間入りは、朝の暖房により多くのエネルギーを要し、エネルギーの節約になっていない。
- 切り替えの手間や健康上の問題などのデメリットの方が大きいと言われている。
- ドイツ人の約1/4(女性に多い)がこの微妙な時間調整で体調不良(ミニ時差ぼけ)を訴えている。
- ドイツ人の大半がサマータイム制廃止に賛成。
- 2019年3月に欧州議会は2021年からのサマータイム制廃止を決めたが、その後、各国でどのタイムゾーンを採用するかで調整がつかず、サマータイム制廃止実現のメドは全く立っていない。
- ドイツでは冬時間開始の頃からかなり寒くなるので、コート類や冬タイヤの準備などが重要。
- 時間シフトをきっかけに睡眠の質を落とさないようにするため、いつも以上に、寝る前に飲食しない、スマホなどの画面を見ない、安らかな音楽を聴く、などが推奨されている。
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