1/26、ハーベック経済(気候変動対策)相・兼副首相(Green)が同省の年次経済報告を発表しました(昨年までは経済・エネルギー省でした)。
- 今年の実質GDPは+3.6%、インフレ率は+3.3%(コアだと+2.4%)
- 外需寄与はゼロで個人(リベンジ)消費主導/内需頼み
- 実質GDPとインフレ率の両方が高い久々の名目高成長
という現在のコンセンサスと整合的な内容となってます。
BMWK - Jahreswirtschaftsbericht 2022 (bmwi.de)
独断と偏見でいくつか見ておいて損のなさそうなチャートをピックアップしておきます。
①実質GDP軌道 ~今年はオミクロン一服後のQ2とQ3にぐっと伸びるイメージ
②女性の幹部比率~上場企業取締役の15.8%、監査役の35.6%
③平均所得の男女格差~減少傾向ながら足元18%
⑤政府債務比率(対CDP比)~コロナ後でも70%とメチャ健全
⑥電子政府度合い~ドイツは欧州の平均以下
トップ3はエストニア、デンマーク、フィンランド
⑦企業倒産件数~コロナでも手厚い政府支援で(まだ)増えてこない
⑧EV充電スタンド~まだ5万か所
⑨電力供給シェア~再エネ 4割(うち半分が風力、太陽光8%)