本日ドイツ連邦統計局から、昨年の外国人延べ宿泊者数の発表があり、下図の通りトップ5は、①オランダ、②スイス、③ポーランド、④オーストリア、⑤米国で、 ロシアは23位(268千人、シェア0.9%)となっていました。
外国人延べ宿泊者総数はコロナ前(2019年)の89.9百万人から、2020年は32.0百万人、2021年は31.0百万人と、コロナで約1/3に激減している格好です。
ロシアから来独する延べ宿泊者数は、コロナ前には2百万人もいたのですが、コロナをきっかけに2020年、2021年と激減し、ほぼ消滅しています。
なお、コロナ前(2019年)のデータによると、ロシア人が好んで出かけるEUの国は、ギリシャ、スペイン、イタリア、キプロスと温かい南の国々で、ドイツは7番目(シェア5.4%)となっていました。ただし、ダントツトップは非EU国トルコで、EUトップギリシャ(6.6百万人)の5倍近く(31.1百万人)と大人気です。
なお、日本もコロナ鎖国のせいで外国人観光客が激減しているわけですが、昨年の日本の国別外国人延べ宿泊者数を見ると、①米国、②中国、③フィリピン、④ベトナム、⑤英国となっており、遠くの英米が健闘しています。
宿泊旅行統計調査 | 政府統計の総合窓口 (e-stat.go.jp)
どの国もコロナ前と比べると激減してはいるのですが、米国とベトナムのシェア上昇、中国に続く上位の常連だった韓国、台湾、香港のシェア低下が目を引きます。
【2021年】
【2019年】