Wogegen richten sich die Proteste in China? | eurotopics.net
新疆ウイグル自治区の住宅火災で、ゼロコロナ対策のせいで救出が遅れた10 人が死亡した件をきっかけに、中国政府のゼロコロナ政策に対する抗議が中国各地続いており、こちら(欧州)でも昨日あたりからトップニュースになっています。
中国の都市部や大学では、厳しい新型コロナウイルス規制を巡る異例の抗議活動として白い紙を掲げている。「白紙運動」というハッシュタグはすでに中国版ツイッター「微博」でブロックされた。 pic.twitter.com/Sqz1jgPuQy
— ロイター (@ReutersJapan) 2022年11月28日
欧州主要メディアの論調(の一部)を以下ご紹介します。
- コロナの震源地である中国が、(他国はほぼ克服し終わったところなのに)いまだにコロナと戦っているというのは何とも皮肉。完全に自業自得。
- 他国のワクチンよりも明らかに効果が低いにもかかわらず、自国ワクチンに固執し続けた報い。
- 残忍な閉鎖政策は、数百万人の住民を抱える都市を長期にわたって麻痺させつつ、集団免疫獲得を阻害している。
- 一方で、ワクチン効果が薄く、医療キャパが小さい現状のまま、コロナ規制をフルに撤廃してしまうと、今後半年間で363は約万人が感染し、62万人が死亡する恐れがある。
- イラン同様、中国でも国民の間に新たな連帯が高まりつつある。1989年の天安門事件以来の最も重要な局面に差し掛かっている可能性がある。
- 但し、この程度で習近平国家主席の権力が危険にさらされているなどと安易に期待すべきではない。国内の治安機構を過小評価すべきでないし、大半の不満は、コロナ対策に向けられたもの。
- この調子ではコロナが沈静化できず、抗議行動がますます過熱する可能性が高いため、習近平主席はいずれはゼロコロナ政策を変更せざるを得なくなるだろう。しかし政治的誤りを認めるような形で慌てて変更するわけにもいかない。
- 国内の不満をそらすため、台湾進攻に打って出る可能性は高まったと見ておくべき。
なお、金融市場は中国株と原油のやや大きめの下落で反応しています。念のため。
<コロナ状況~中米独日比較>
中国(一番下の緑線)は、人口対比(10万人当たりの1週間累積)でみると圧倒的にコロナ感染が少ないにもかかわらず....
Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)
コロナ規制厳格度(Oxford Stringency Index)は突出して高水準となっています。
(中国62.5>日本31.5>米国>23.2>ドイツ14.8)
COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk)