日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230106 ドイツで最も謎の祝日:バラの月曜日(今年は2月20日)

 

今年2月20日(月)にある「バラの日曜日(Rosenmontag)」は(少なくとも私にとって)非常に不思議な祝日です。

 

法的に正式な祝日ではないのに、この日に出勤するような人は馬鹿者とされ、デュッセルドルフ、ケルン、マインツなど、ドイツの一部地域で事実上の祝日(会社やお店が自分で決めてお休みにする)となっています。

 

しかし冒頭の写真のように、どちらかというとカーニバルに繰り出して大声で「ヘラーウ」などと叫んでいる人たちの方がよほど馬鹿者に見えます。

 

客観的説明としてはこちらのドイツ大使館の日本語のものが(ドイツ人自身の説明でもあるので)最も信頼できますが、いかにも怪しい雰囲気が伝わってきます。

肩を組み体でリズムを取る道化、歌う阿呆たち - ドイツ外務省 (diplo.de)

japan.diplo.de

 

目で確認していただくには、こちらの1分の動画を(早送りで)ご覧いただくのが一番手っ取り早いです。2018年のものなので、コロナ制約が一切ないフルバージョンをご覧いただけます。

youtu.be

 

要は、普段真面目なドイツ人が急にカーニバルでバカ騒ぎするためだけの休日(従って去年はウクライナ戦争でドタキャン)です。

(人混みが大嫌いな私はテレビで)政治的風刺が利いたこんな感じの山車を通じて内外世相を確認する日、と私は割り切っています。

 


なお、デュッセルドルフ市の公式ホームページの英語版のリンクはこちらです。具体的スケジュールや場所などが掲載されます。元気のある方は併せてご覧ください。

Carnival in Düsseldorf - Helau! (duesseldorf-tourismus.de)