今朝のドイツ連邦統計局の発表によると、ドイツの夏場の国内宿泊件数はほぼコロナ前の水準に戻っています。
赤線が今年の走り、青線がコロナ前の2019年分です。
9月の宿泊先の内訳は
青:ホテル、ペンション61%、赤:長期休暇用宿泊施設21%、黒:キャンプ場9%、灰:その他10%、となっています。
コロナ鎮静化に伴うリベンジ消費発動で観光もようやく元に戻ってこれたわけですが、足元インフレが10%超、来年以降も結構高どまって生活を圧迫し続ける上(赤線)、
リベンジ消費の原資である過剰貯蓄も既にほぼ枯渇しています。
残念ながら今後のリベンジ消費にはあまり期待できないと思います。
ちなみにドイツのGastgewerbe: ホテル・レストラン業界 は以下の3つから構成されています。
- Beherbergungseinrichtungen: ホテル、ペンション、キャンピング場等
- Gaststätten: レストラン、カフェ、バー等
- Kantinen/Catering: 社員食堂、ケータリング(機内食含む)等
平時の年間総売上高は約900億ユーロ(約13兆円)
その中の1,2,3のシェアは、それぞれ35%、54%、11%(飲食2/3、宿泊1/3)となっています。