Our monetary policy statement at a glance - March 2023
こちらの一般市民向け説明で超シンプルにエッセンスを説明しているのでまずこちらからいきます(1分で済みますので、毎回スタッフプロジェクションより先にこちらに目を通すことをお勧めします)。
①本日0.5%利上げしたが、今後はデータ次第(フォワードガイダンスなし)。
②インフレはまだしばらく高すぎ。
③景気は思ったほど悪くないが、まだ脆い。
④雇用は強く、賃金は上がっている。
⑤GDP予想~直近の金融不安による影響は不透明(SVB破綻前に作成されている)
⑥インフレ予想~同上、12月予測比大幅低下(改善)
以下はスタッフプロジェクションからの重要部分抜粋です。
<GDP軌道>~12月比、あまり凹まず反動も小さい軌道
<インフレ軌道>~12月比、今年と来年分が下方シフト(主にエネルギー要因)
★中国の景気が思ったより強い(今年と来年GDPが1.1%上振れする)場合
~今年の国際商品価格と外需が押し上げられる(後で反落)
⇒今年のGDP+0.1%、今年と来年のHICP+0.2%押し上げ
<総括表>~インフレ下方修正(但し今年のコアは高め)
<予測前提>~エネルギー安め、金利高め、為替強め(インフレ抑制的)
~外需回復前倒し
<他機関との対比>~今年のGDP強め/インフレ弱目
<野村/井上さんの記者会見解説>
ECBのラガルド総裁の記者会見- Crisis? What crisis? | 2023年 | 井上哲也のReview on Central Banking | 野村総合研究所(NRI)