https://www.pmi.spglobal.com/Public/Release/PressReleases
グローバルベースで景気先行指標として重宝されているPMI速報が本日発表されました。
ドイツ総合(製造業+サービス業)PMIは大きく回復し、今年第1四半期のドイツGDPがスモールプラスで着地する可能性を示唆しています(冒頭のグラフ)。
但し、この改善はほとんどサービス業によるもので、製造業の景況感は下図の通りまだ下向き(特に受注が軟調)が続いています。
なお、ドイツQ1GDP速報は4月28日に発表予定で(まだ市場予測は出そろっていませんが)前期比ゼロをはさんでプラスマイナスどちらにもなりえそうな感じです。
3月22日にリリースされたドイツ5賢人経済予測では、Q1前期比+0.2%(青棒)の軌道になっていますが、、、
ドイツ連銀3月月報では、「わずかながらマイナス」と予想されています。
まもなくこちらに出てくるドイツ経済省のGDPナウキャスト(月次)にも注目したいと思います(先月時点で+0.4%)。
なお、ユーロ圏の総合PMIはより力強い回復を見せており、今年Q1のユーロ圏GDPは前期比+0.3%となることを示唆しています。
なお、ドイツ経済の足元の全体感については、こちらの動画をご覧ください。