本日ドイツ連銀月報(3月号)が公表されたので、その経済分析部分のポイントをざっと抽出しておきます。
- 3 月のドイツのCPI(3/30発表)はベース効果により大きく低下する可能性高いが、コアは高止まる見込み。
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HICPの年次改定で、パッケージ旅行(1.2⇒3.5%)、レストラン(2.8⇒4.9%)、宿泊(0.8⇒1.8%)などでウェート上昇、
家賃(11.3⇒7.3%)、エネルギー(12.1⇒9.7%)、食品(17.2⇒16.7%)などでウェート低下。 - 雇用は引き続き堅調で、失業率は低下に転ずる見込み。
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今年第1四半期(1~3月)のGDP(4/28発表)はおそらく少しマイナス。但し昨年第4四半期の▲0.4%ほどの落ち込みにはならない。
⇒スモールマイナスという市場予想と整合的。直近の予測で Q1のプラス成長を予測しているいくつかの主要な経済機関よりも悲観的。
例えばキール研はQ1前期比+0.2%予想。
しかし折しもドイツ連銀の週次GDPナウキャスト(WAI)は今週大幅悪化(先週+0.5⇒今週フラット)。
<日本語報道例>