日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230314 ハレ研、ドイツQ1GDP前期比+0.1%予想

 

https://www.iwh-halle.de/themen/konjunktur/

 

本日、ライプニッツ経済研究所 (IWH、@ハレ⇒通称「ハレ研」) が春期経済予測を発表しました。


私が注目している四半期毎のGDP予測(上表)は、2023年Q1前期比+0.1%、Q2+0.2%、Q3+0.5,Q4+0.6%となっていました。

暦年ベースでは今年+0.4%、来年+1.9%となっています。

 

本年第1四半期GDPについては、市場は前期比マイナス(▲0.1~▲0.5%)を予想していますが、ハレ研は、公共投資と純輸出(輸入↓)が強いおかげで前期比プラス0.1%の着地予想としています。但し在庫増減は(読めないため)全部前期比ゼロとおいてありますので、在庫がマイナス寄与すれば、GDP全体もすぐマイナスに落ち込むという危ういものではあります(冒頭の表)。

 

ちなみにドイツ連銀、ドイツ経済省のGDPナウキャストはそれぞれ+0.4%、+0.5%とかなり強めに出ています。

dateno.hatenablog.com

 

インフレについては今年+5.8%、来年+3.5%と高止まりが予想されています。
賃金は今年+5.7%、来年+4.9%となっています。

 

当面の潜在成長率については、+0.9%、労働生産性は+1.0%となっています。