先ほど発表された3月ifo景況指数は、市場予想を大きく上回る改善を示していました(上図)。https://tradingeconomics.com/germany/business-confidence
期待指数(下図青線)だけでなく、現況指数(黒線)も上昇しており、今年第1四半期のGDPが前期比プラスで着地する可能性を高めています。
景気サイクル的にはまだまだリセッション領域内ですが、今後3ヶ月以内には回復局面(第2象限)に入れそうな感じになってきました。
業種別にみると、製造業(左上)とサービス業(右上)が好調です。特に、自動車、電機、化学、機械といったドイツ製造業のエースたちの景況感が大きく改善しているのは大きいと思います。
一方、建設は高コストと高金利のダブルパンチで、引き続き厳しい状況にあるようです。
https://www.ifo.de/fakten/2023-03-27/ifo-geschaeftsklimaindex-gestiegen-maerz-2023
<ご参考 先週のPMIもなかなかの強さでした>