コメルツ銀行は私のメインバンク(決済+証券取引)で、私は株主でもあるので、同行の動向は常にフォローしています。
今回の年次株主総会(5月31日)のアジェンダの中に二つ興味深い点があるので、その内容についてご紹介します。
- コメルツ銀行は、コロナ後の一時的対応として続けてきたオンライン株主総会を、今後は標準形とする方針。今回の総会でその旨定款変更することを提案。株主はオンラインで質問やスピーチに参加できるようになる。株主の権利を完全に尊重しつつ、持続可能性、時間、コストの観点から、株主総会運営を抜本的に変更する。
- 前ドイツ連銀総裁、バイトマン氏を監査役会会長に迎え入れ(私はこれでコメルツ銀行の破綻リスクはあり得ないと判断し、株を押し目買いしました)。
- 1株あたり20セントの配当で4年ぶりの復配となる見込み。
(株主総会当日(本件では5/31)時点での株式保有者に配当権。
3営業日後(本件では6/5)に配当支払。)
総額1億2,200万ユーロの自社株買いも実施。
<2022年決算>~ようやく見えてきた復活の兆し
<ドイツ株式の配当ルール>
Dividendenberechtigung – Wikipedia
<コメルツ銀株チャート>