日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20231122 ドイツの外国人国別シェア

ドイツ連邦統計局の公式データによると、2022年末時点での国籍別外国人人口は以下の通りとなっています。

  • ドイツ在住の外国人の中ではトルコ人が149万人(全人口の1.8%、外国人の11%)と圧倒的に多い。戦後復興時に移民労働力を大量に受け入れた歴史的経緯のため。
  • ウクライナ戦争勃発後、ウクライナ人(難民手続き不要で自動的に受け入れられる)が急増し、116万人(1.4%)で2位。他国では(出稼ぎの)男性の方が多いが、ウクライナの場合は女性が63%
  • これに続くのはシリア、ルーマニアポーランド、イタリア。
  • シリア、ウクライナアフガニスタンの3か国だけで、世界全体の難民申請の52%を占めているが、ドイツはこの3か国から積極的に難民を受け入れているため、これらの国々が上位に入っている(2/3/9位)。
  • ロシア人は29万人と、この2年間で5万人増加(11位)。
  • 中国人は15万人で21位、韓国人は39千人で50位。
  • 日本人は約37千人、シェア0.04%と少ない(国別ランキングでは51位)。
    但し、デュッセルドルフ市では人口の1%強を占めている。 

 

なお、デュッセルドルフ市によると、2021年時点で同市在住の日本人は8,500人(全人口63万人の1.3%)、日本企業は400社となっていますので、ドイツ在住の日本人のほぼ1/4がデュッセルドルフに集中しているということになります。

www.duesseldorf.de

 

人口ピラミッド的には若い働き手層が多い(赤)。薄青部分は片親が外国人など、移民の背景のあるドイツ人層で、外国人と併せて全人口の3割弱を占めています。

 

地域的には(経済的機会に恵まれている)旧西独とベルリンに偏在しています。

 

ちなみに、日本の外国人数は今年6月末時点で、計322万人(全人口1.24億人の約2.6%)。下図の通り、①中国、②ベトナム、③韓国で半分強を占めています。

 

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