日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20211202 不思議な国ニッポン(コロナ鎮圧)

本日(12/2)付ハンデルスブラット10面に、日本でだけなぜこんなにコロナがおとなしいのか、についての解説記事が掲載されています。

 

「コロナは日本で休憩中~日本では最近新規感染がほとんど見られない。ワクチンやマスクなどで説明を試みる(が正直よくわからない)。」

 

ドイツでは収まりかけた第4波が、規制をちょっと緩めた後に急加速し、医療キャパがかなりタイトになるところまで追い込まれてしまっています。
人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数:7日間指数は約440人と(欧州の中ではマシな方ながら)かなりの高水準になっています。

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現在緊急コロナサミットが開催されており、ワクチンを打っていない人は(スーパーや薬局以外の)小売店に立ち入れなくなる可能性が高まっています。全国民に対するワクチン義務化も議論されています。

 

一方、日本のグラフは直近棒グラフが目で見えないところまで下がっており、7日間指数は0.5人という異次元のレベルにあります(お隣の韓国でも50人)。
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本日のハンデルスブラット記事の中では、以下要因の複合的効果のおかげではないかと解説されています。

我々日本人には正直特段新味ありませんが、ご参考まで。

  • 8割にワクチン普及、しかもその多くが最近打ったもの(出遅れが奏功
  • 皆が常にマスク着用
  • もともとハグや握手などの接触が少ない社会
  • 島国で国を閉じている
  • (ひょっとするとこれらに加えて)日本のデルタは酵素変化で勝手に死滅に向かっている