足元は米国の積極利上げが市場のメインテーマになっていますが、ユーロ圏もその影響を逃れることはできません。
ウクライナ危機の長期化を背景に、グローバルなインフレ予想がどんどん切り上がっているだけでなく。。。
ECBが重視するユーロ圏のインフレ期待(5年物インフレSWAP)も、クリティカルな2%をオーバーシュートして上昇し続けていることが確認できます。
ECBが何もせずじっとしていることはもはや許されない状況になっています。
ttps://www.ft.com/content/088d3368-bb8b-4ff3-9df7-a7680d4d81b2
EURIBOR3ヶ月物金利先物を見ると、EURIBOR3ヶ月物は10月にはプラ転という市場織り込みになっています。
https://www.theice.com/products/38527986/Three-Month-Euribor-Futures/data?marketId=6498878
これは年後半に25bpの1~2回利上げ(最初の利上げが50bp~マイナス金利一気に解消もありうる)というプライシングを意味しています。
市場織り込みをBEATできるエコノミストはトップ数%に過ぎませんので、こちらの慎重な(慣性の法則に左右された後追いの)エコノミスト予想よりはマーケットの織り込みの方が正しい可能性がずっと高いと思います。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-08/R9ZY1OT0AFB801?srnd=cojp-v2