ドイツ連銀から掲題について(ドイツ語だけでなく)英語でも速報が出ました。
同時期(2022年第1四半期)に対する日銀資金循環統計も既に出ていますので、以下日独対照しておきます。
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf
【民間非金融法人企業の資金調達】
- 最近は買掛金による資金調達が最も大きく(灰色)、銀行借入れはあまり使われていない。
- 日本のフローでも「企業間・貿易信用」の寄与度が大きく、ドイツと同様の傾向が見て取れる。
- ドイツでは株式による資金調達が相応に活発に続けられているが、日本ではほとんどない。
<ドイツ>
<日本>
【家計の金融資産】
- 株(▲500億EUR)と投信(▲420億EUR)の評価損で残高減少⇒75580億EUR(日本の2000兆円の半分の規模感)。
- 現預金の比率が40%と比較的高いが(日本では54%と突出)、保険・年金が34%、株が12%、投信が12%と日本比高め(日本では各27%/10%/5%)。
<ドイツ>
<日本>
【ご参考】ドイツの金融システム(2021年末時点)~ドイツの銀行も日本同様に預超