日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220923 ドイツ住宅価格上昇鈍化

先ほどのドイツ連邦統計局発表によると、今年第2第四半期(4〜6月)の住宅価格指数は、前期比+2.5%と絶対水準の上昇は続いているものの、前年同期比での伸び率は、+10.2%と前期の+11.6%から大きく減速していました。

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2022/09/PD22_406_61262.html

 

ドイツ連銀の今春時点での分析では、ドイツの住宅不動産は15〜40%程度過大評価とされていました。

その後ドイツの長期金利は(少し)上昇していますが、実質金利は大きくマイナスのまま(CPIと住宅ローン金利は同程度に上昇)なので、恐らく今でも過大評価度合いはそんな感じのままな(バブル崩壊を深刻に心配しなければならないほどではない)のではないかと思っています。

 

なお、ドイツ連銀が四半期毎に更新している別のデータは(商業用不動産と併せて)こちらでご確認いただけます(小売店舗用不動産価格はとっくに下がり始めています)。

dateno.hatenablog.com