ドイツ連銀が四半期毎にリリースしている不動産関連データ(①住宅、②商業用不動産)をそれぞれ軽くチェックしておきます。ご参考まで。
①(個人用)住宅
最近金利が多少上がったとはいえ、過去と比べればまだまだ圧倒的に低いので…
(ちなみに超低金利時代が長く続いたので、約半分が10年超のローンを賢く選択)
銀行の貸出スタンス(黄線)が多少厳しくなったのもものともせず…
大都市(赤線)中心にドイツ住宅価格はインフレ率(緑点線)を大きく上回る上昇をつづけています。
②商業用不動産
住宅と違って商業用不動産では、コロナのため家賃が既に下落に転じており…
(オフィス:緑線、小売店舗:橙線、総合:黒線)
商業用不動産向け銀行貸出増加にも急ブレーキがかかったため、
不動産価格も全体(黒線)としては頭打ちになっています。
但し、コロナ後の新しい働き方が求められるオフィス用(緑線)は再び価格が上昇し始めている一方、コロナ前から軟調な小売店舗用(橙線)はコロナ後も下落が続くという2亟化が進んでいます。
<住宅>
<商業用不動産>
いずれも、価格面、金融面、実体経済面からトレースされています。