大騒ぎするほど危険な状況というわけではありませんが、ドイツ西部では2月20日(月)にこちらの写真のような感じで多くの人がカーニバルのために街中に集まり、密集状態で長時間大騒ぎした結果、ドイツではコロナがまた少し増えています。
左が今日、右が1週間前の感染状況マップなのですが、明らかにカーニバルで大騒ぎした西部地域で感染者が増加(赤色化)しています。
「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)でみると、ドイツ132人、日本66人と逆転しています。
呼吸器系疾患(ARE)全体としては昨年ピークを迎えた後、安定的に推移しています(赤線が今冬分の7日間指数、このうちインフルが2割、コロナが1割、インフルは「流行終了宣言」済)。
変異種としては最近XBB.1.5、BQ.1.1、CH.1.1が増えてきているものの、いずれも毒性が強いものではなく、特段懸念なさそうです。
カーニバル直後に新規感染者数(青棒)、実効再生産数(橙線)とも増加しましたが、幸いどんどん加速するという感じにはなっていません。
幸い、死者も増えているわけではないので、大事には至らずに済みそうだ、ということになりそうです。