現時点で出揃っているGDPナウキャスト類を並べてみると、今年Q1のドイツGDP(4/28速報)は前期比プラスかマイナスで完全に割れています。
①本日リリースされたドイツ連銀週次経済活動指数(WAI~週次GDPナウキャスト的なもの)は、2023年Q1のGDPが前期比▲0.2%となることを示唆していました。
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex
②ドイツ経済省の直近GDPナウキャストは、前月から下がりはしたものの、Q1前期比+0.3%と予想しています。
③ifoのifoCASTは前期比+0.54%とかなり強めです。
④本日リリースされたIW(ケルン研)はQ1深めのマイナスを見ているようです。
数字は明記されておらず、以下のグラフしかありませんが、23Q1が22Q4から同じ角度のまま下になっており、22Q4同様の前期比▲0.4%を想定しているように見えます。
⑤5賢人と⑥キール研は+0.2%、⑦ドイツ連銀月報はスモールマイナスと言っています。
なお、今年Q1のドイツGDP速報は4月28日に発表されますが、市場予想は(まだ出揃っていないものの、ドイツ連銀が「マイナス」と言っていることもあり)まだスモールマイナスに傾いているようです(TradingEconomicsは▲0.1%)。