https://tradingeconomics.com/germany/business-confidence
先ほど11月ifo景況指数が発表され、上図(+下図赤線)の通り、予想をやや下回るわずかな改善となっていました。
中東情勢は特段景況感を悪化させていない模様ですが、今後は過去の財政トリック(コロナ予算を環境対策に振り替えた)に対する違憲判決を受けて、歳出が削減されようとしていることに対するネガティブな反応が出てくる可能性が高まっています。
現況(黒)、期待(青)ともわずかに上向きですが、ようやく底は打ったかなという程度であり、ドイツ経済復活の兆しはあまり感じられません。
業種別で見ると、今月は小売・卸売業(左下)の改善が目立ちますが、サービス業(右上)以外の製造業(左上)、建設業(右下)とともにマイナス圏内に留まっています。
景気サイクル的<縦軸:期待、横軸:現況>に見ても、リセッション領域(第3象限)からの脱出はまだまだ遠い先といった感じです。
業種別ヒートマップを確認すると、好況(赤)なのは旅行関連(79)だけ、回復中(橙)は飲料(11)と製薬(21)のみと、引き続き厳しい状況です。
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