毎年恒例のクリスマス大統領スピーチ(昨夜20:10放送、全文リンク下添)のポイントをまとめておきます(わかりやすくなるように一部意訳/補記しています)。
平和、連帯、民主主義の大切さを国民に語り掛け、今年一年の国民の頑張りに対して感謝の気持ちを伝える素晴らしいスピーチだったと思います。
- 冒頭のつかみ:「今年ほど『(ネガティブなものばかりなので)もうニュースなんて見たくない』という言葉を耳にしたことはありません」⇒その気持ちはよく分かりますと共感。
- 世界は今、確かに、破壊、暴力、憎しみ、苦しみに溢れてしまっているが、我々ドイツ人は決して平和の追求をあきらめてはいけない。
- 「民主主義は問題に直面しても、怒り/軽蔑や安易なポピュリズムよりずっと優れた解決方法を持ち合わせています。」「良識的な責任感で、私たちは協力して問題に対処することができます。」⇒不満をぶつけたり相手を非難したりする代わりに、一緒に課題に立ち向かって欲しいと呼びかけ。
- 「あなたと同じように、他の人たちのために休みの間も果敢かつ勇敢に働く人が何百万人もいます。そして、これらの人々が私を励ましてくれます。」⇒社会におけるコミュニティ精神、一体感、思いやりの大切さをリマインド。
- 締めくくり:「これらを念頭に置いて、お互いに心を閉ざさないようにしましょう。毛布を頭からかぶるのはやめましょう。日々の争いで消耗しないようにしましょう。むしろ、自分の中にある力と経験を信頼しましょう。自分自身を信じましょう。そして、クリスマスのメッセージが私たちに送ってくれる自信に自分自身を感染させましょう。この自信を持って新年を勇敢に迎えましょう!」
<スピーチ全文>
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