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明日10月3日のドイツ統一記念日(祝日)についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。ちなみに今年はハンブルク(上リンク)を中心に今日明日の2日間、盛大にお祝いする模様です。
- 1990年の東西ドイツ統一以来、経済的格差や文化的差異はかなり小さくなったが、それでもまだまだかなりの実質的格差、不公平感、不満が残っている。
- 多様性や国際性がより重視される流れの中で、ドイツに流入する外国人が増加を続けていることが、その不満をさらに悪化させている。
- 東ドイツを経験したことのない東の若者たちですら、自分たちを孤立した少数派だと考えている。
- 統一記念日を機に、未解決の課題をしっかり洗い出し、ドイツが一丸となって、取り組むべきことに毎年変わりはない。
- 特に賃金や年金の格差是正、東ドイツ人の登用は急務。
- AfD(極右)は何ら現実的対案を示すことなく、難民とインフレの問題を中心に、政府やエスタブリッシュメントに対する市民の不満のはけ口として支持を伸ばしている。
- 特にもともと西に対する不公平感/差別意識を抱える旧東独の人々を惹きつけている。
- 来年9月にブランデンブルク、ザクセン、チューリンゲンの東独3州で州議会選挙が予定されているが、いずれもAfDが3割強の支持率で第一党となる見込みである。
- 大規模な民主主義国家には分断がつきもの(米国なんかはもっとひどい)だが、民主主義より優れた代わりの政治制度は存在しない。
- 我が国の最も貴重な資産である民主主義をいかにして守るか、いよいよ真価が問われようとしている。
- 格差や強弱は東西だけでなく南北にもある。連邦政府内には東代表だけでなく南北の代表も必要かもしれない。
- 東であれ西であれ、北であれ南であれ、人々の不安を真剣に受け止めて対応しなければならない。
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