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ビルト紙が「ヴァーゲンクネヒト女史(上写真、超美人の人気政治家)がついに左派党(Linke)から出て新党結成を決意した(下図)」と報じています。ので、そのエッセンスをご紹介します。
- ヴァーゲンクネヒト氏は長年左派党(Linke)の「党の顔」とされてきた人気政治家で、内外での影響力が非常に大きい。
- しかし近年、親ロシアスタンスを公言するなど、党の方針に反することが多く、左派党内を二分する不安定分子となっている。
- 同氏は最近新党結成を決意した。
- 同氏が新党を結成すれば、15%程度の支持率を確保しそう。
- ポテンシャルとしては、全独で25%、旧東独で42%もの支持を集める可能性があるとの分析もある。
- 新党は、現政権/エスタブリッシュメントに対する不満票の受け皿として強力。
- 支持率が5%条項ぎりぎりの左派党にとっては、党の存続自体を不可能にする致命的なダメージとなる。
- 親ロシア、反EU、反コロナ対策でAfD(極右)と近いため、AfDから新党への相当な支持シフトが起こる。
- CDU/CSU、SPD、Greenなど他党から流れる支持者も多そうで、CDU/CSUに次ぐ第二党に躍り出る可能性が高い。
- 新党結成はヘッセン、バイエルンの州議会選挙終了後の10/8以降か。
- 同氏は左派ポピュリストとして「欧州で最も危険な女」となる可能性がある。
左派党(紫、Linke)の支持率は5%条項ぎりぎりの水準で低迷しており、同氏が党を割って出れば次の選挙で左派党は確実に議席なしに陥りそうな情勢です。
<ドイツ語Wiki> 日本語にWeB翻訳すれば十分雰囲気は掴めます