本日ドイツ連銀から発表された銀行拠点数統計によると、2023年末時点でドイツの銀行数は昨年中にネット55行減少(8行増加/63行減少)して1,403行、支店数は945減少して19,501支店となっている。
ドイツ連銀コメント:「オンラインバンキングの普及拡大と継続的なコスト圧力により、事実上すべての銀行部門で支店ネットワークの合理化が進んでいる」
過当競争やデジタル化の進展などを背景に、銀行数/支店数の減少トレンドはまだまだ続く見込み。
①銀行数:7)信用組合の減少が▲39行と減少分の大半を占めている。減少率では▲9.6%⇒▲4.0%⇒▲3.8%と減速してはいるものの、統廃合などを通じた銀行数の減少自体が止まる気配はない。
②支店数:支店数減少分の大半は、5)貯蓄銀行の▲361、 7)信用組合の▲301、1)3大銀行(ドイチェ、コメルツ、ウニクレ)の▲248が占めている。
<ドイツの銀行 総資産ランキング(2021年)>
①ドイチェ、②DZ、③KfW、④コメルツ、⑤ウニクレ。
<日独経済日記 ドイツ銀行業界関連>
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