①総合PMI(5月)~GDP前期比プラスが期待できるレベルにまで回復。欧州他国比遜色ない勢いを保っているサービス業が主導。受注の改善やインフレ圧力低下も朗報。
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/9aaba5521d7141e1b5a90595ec323329
②ドイツ連銀週次経済活動指数(WAI)~やや弱弱しいながらも実質GDP前期比+0.2%程度のモメンタムを維持。
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex
③ifo輸出期待(5月)~小幅ながらも改善継続。但し水準はまだゼロ近傍で勢いは感じられない。印刷、衣料、皮革が特に不調。
https://www.ifo.de/fakten/2024-05-28/ifo-exporterwartungen-gestiegen-mai-2024
④エネルギー小売価格~電気(左)/ガソリン(央)/ガス(右)とも前年同期とほぼ同水準であり、インフレヘッドラインの押り上げ要因とはなりにくい状況が継続。
https://www.zeit.de/wirtschaft/energiemonitor-strompreis-gaspreis-erneuerbare-energien-ausbau
⑤デジタルユーロに対する受容度(ドイツ連銀調査)~デジタルユーロの利用については賛否が真っ二つに割れており、ドイツ市民の抵抗感は根強い。「そもそも知らない」という回答も6割あり、前途は多難か(当然ながら大本営発表であるリンク先の書きぶりは極力前向きな表現になっている)。最大の障害はプライバシー侵害に対する懸念。
<日独経済日記>