①総合PMI（6/21）～製造業の受注不振により、市場予想以上の大幅反落。水準的にはゼロ成長ペース。ドイツ連銀などのマクロ経済分析で広がりつつあった回復期待に水を差した格好。サービス業が積極的に値上げに動いており、ECB追加利下げの背中を押す材料にもなりにくい。
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/b573096f94924b09bda7189c3356c7dd
ユーロ圏全体でも（プラス成長水準は維持しつつも）ドイツ同様の失速が観測されている。
https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/c60d9fc0c66a4b0f9daaf2f3ac10292f
まもなく（6/24）発表されるifoも軟化しそう。
②ZEW景況指数（6/18）～最近の回復基調自体は続いているが、ヘッドラインである期待指数が47.5と市場予想50を大きく下回った。本指標はifoやPMIのように企業に聞くのではなく、金融アナリストに聞いているものなので、直近のフランス発欧州株全面安によって大きく下押しされている。
https://www.zew.de/presse/pressearchiv/erwartungen-stagnieren-auf-hohem-niveau
③SENTIX景況指数（6/10）～ユーロ圏にラグする形でドイツでも徐々に改善傾向。現況・期待ともに上昇継続。但し水準（特に現況）はまだまだ低い。
https://www.sentix.de/index.php/sentix-Economic-News/
④ifoCAST（6/7）～実質GDPはQ2前期比+0.37％/Q3+0.46％と堅調な展開を予想。
⑤ドイツ連銀週次経済活動指数（6/17）～若干頭打ち気味になってはいるものの、四半期実質GDP前期比（3m/3m）ベースで+0.5％とかなりの堅調を維持。
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex
⑥ドイツ経済省GDPナウキャスト（5/29）～Q2は前期比+0.1％を予測。
⑦ifo景気サイクル（5/27）～ここ数か月改善を続けてきたが、まだリセッション領域（第3象限）にドップリ漬かったまま。
https://www.ifo.de/en/facts/2024-05-27/ifo-business-climate-index-remains-unchanged-may-2024
⑧DAX指数（6/21）～年初来比較的調子よく上昇を続けてきたが、フランス前倒し総選挙を機に反落、その後もやや軟調気味に推移。
https://www.finanzen.net/index/dax
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