日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20211207 ショルツ新政権閣僚の顔ぶれ

本日連立契約に3党が署名し、ショルツ政権が明日(12/8)発足することがほぼ確実となりました。閣僚の顔ぶれは以下の通りで、首相を含む17人中の8人が女性となっています。

Ministerriege steht | Börsen-Zeitung (boersen-zeitung.de)

Neue Bundesregierung: Der Kanzler und sein Kabinett | tagesschau.de

 

新政権のカギを握る4人のキープレーヤーについて以下の通り整理しておきます。ドイツ初の女性外相となるベアボック氏はまもなく41歳になります。

 

下表は直近政治家人気ランキングトップ10ですが、次回からはここからメルケル氏が抜けるので、ショルツ首相が人気トップの政治家ということになりそうです。副首相のハーベックが2位につけるので、メルケル政権同様、国民からの人気ナンバーワンが首相でナンバ-ツ-が副首相という政権が誕生するということになります。但し、目先のコロナ対応を間違えるとこの構図も簡単に瓦解しそうですので注意が必要です。

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なお、新政権の具体的政策については重要なものほど具体的には固まっていません。来年政権を走らせながら徐々に具体化していくということになります。

「ドイツ新政権の連立協定にみるエネルギー政策・気候変動対策方針」について、自然エネルギー財団がこちらに整理してくれていますので、ご関心のある方はご参照ください。

ドイツ新政権の連立協定にみるエネルギー政策・気候変動対策方針 | 連載コラム | 自然エネルギー財団 (renewable-ei.org)