ドイツ経営者団体のシンクタンクであるIW(ケルン)研が、天然ガス価格高騰(原油価格も相応に釣られて上昇することを勘案)がドイツ経済にどのような影響を与えるか試算しています。この分析のポイントは以下の通りです。
左)シナリオ1〜ガス価格がQ2の+50%で、来年末まで高止まり(ほぼ現在の走り)
2023年の各ベースライン比
実質GDP(青) 1.3%低下
インフレ率(赤) 1.3%上昇
設備投資(黄) 3.1%低下
個人消費(灰) 1.1%低下
失業率(緑) 0.4%上昇
右)シナリオ2〜ガス価格がQ2の2倍になり、来年末まで高止まり
来年、GDPを2%押し下げ(経済損失700億EUR)、30万人以上失業者増加
(図の見方はシナリオ1と同様です)
https://www.iwd.de/artikel/anstieg-des-gaspreises-koennte-viele-arbeitsplaetze-kosten-557075/