昨日実現したフィンランドのNATO加盟(31ケ国目、戦後中立外交を転換)についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。
- NATO は全会一致でも、決断力ある大胆な行動ができることを証明した。
- プーチン大統領が目論んでいたNATO拡大阻止は完全に失敗した格好。
- 但しハンガリーとトルコによるスウェーデンの加盟阻止は、NATOの弱さを象徴している。外側には強くなったが、内側をより強くしなければならない。
- ロシアと1,340kmもの国境を接するフィンランドは、その軍事的中立性に別れを告げ、NATOの庇護のもとでより大きな安全を確保できるようになった。
- フィンランド軍は模範的装備を有し、よく訓練され、モチベーションも高い。NATOにとってもこれ以上ないくらいの大きな戦力増強になる。
- ロシア近くの東欧諸国やスウェーデンにとっても大きな安心材料。
- ドイツはこれまで武力なき平和というコンフォート ゾーンで快適に過ごしてきたが、今後はもっと軍事面でも積極的に貢献していくことが必要になる。