日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240125 軟調が続く1月ifo景況指数

先ほど1月ifo景況指数が発表され、上図の通りモメンタム下向きかつ予想(下表)をやや下回る弱い内容となっていました。ドイツ経済復活の兆しは全く感じられません

 

業種別で見ると、サービス業(右上)だけ何とか現況プラス、総合ゼロ近傍ですが、それ以外の製造業(左上)、建設業(右下)、小売・卸売業(左下)3指数ともすべてマイナス圏内に留まっています。

 

景気サイクル的<縦軸:期待、横軸:現況>に見ても、リセッション領域(第3象限)からの脱出はまだまだ遠い先といった感じです。

 

業種別ヒートマップを確認すると、好況(赤)業種が再び減少しており、旅行関連(79)、その他運送機器<航空機、鉄道など>(30)の2つのみとなりました。

 

●1/24に発表済みの総合PMIも非常に弱い着地となっていました(Q4もQ1も前期比マイナス成長に終わる可能性が高い)ので、整合的内容です。

https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/da1702cd6ece4a50837acda0198a16af