https://report.europace.de/alle-news/europace-hauspreisindex-marz-2-2-2-6/
ドイツ最大の住宅ローンポータルサイトEuropaceの住宅価格指数（EPX）は、上図の通り、全てのカテゴリーで上昇に転じており、Europaceは今後も上昇が続く見通し、と評価しています。
下表上から順に
総合： 前月比+0.6％（冒頭グラフ紫色）
分譲マンション：前月比+0.79％（濃緑色）
新築住宅 ：前月比+0.28％（水色）
中古住宅 ：前月比+0.80％（灰色）
その背景としては以下3点の影響が大きいと考えられます：
①手頃な家賃の賃貸住宅が圧倒的に不足しており、新規契約家賃（下図上の3本の線）の強い上昇が続いていること（緑点線は既存契約家賃）
②住宅ローン金利がピークの4.3％（2023年11月、各期間加重平均ベース）から足元3.9％（2月）に下がってきており、今後も低下が期待できそうなこと（下図は昨年末までで足元の低下が反映されていない）
③強い賃上げのお陰で、昨年後半から実質賃金（下図青棒）がプラスに転じていること（赤：名目賃金、黒：インフレ）
＜日独経済日記＞
