日独経済日記

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20240530 欧州サッカー選手権への期待と経済効果

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einzelhandel.de

ドイツ小売業協会(HDE)の分析(上添リンク)やその関連報道によると、6月からドイツがホスト国となる欧州サッカー選手権:EURO2024(6/14~7/14)に対する期待やその経済効果は以下の通り:

  • 売上増加分は38億ユーロ(約6,500億円相当)となる見込み。
  • 調査対象者(約1,000人)の41%が食品・飲料、31%がファンアイテム、25%がスポーツ用品を追加購入予定。
  • 支出金額の分布:32%が101~ 200ユーロ、28%が51~100ユーロ、8%が500ユーロ以上の支出を予定。
  • 経済効果はドイツ代表チームの成績にも大きく左右される。勝ち進むほど、消費者心理は明るくなり、支出も増える可能性が高い。
  • 賃金上昇の割に出遅れている個人消費の回復の起爆剤となる可能性についても期待されている。
  • 但し、ワールドカップでもそうだったように、開催期間中の購入品の多くが代替品(映画を見る代わりにパブへ観戦に行くなど)であり、ネットで売上増となる部分はごく一部。
  • 今回の欧州サッカー選手権への関心は相応に高い。ほぼ7割ができるだけ観戦したいと考えている。
  • ドイツ代表チームのパフォーマンスに対する期待も高い。約25%が準々決勝、約2割は決勝進出の可能性が高いと考えている
  • ドイツ国内10か所のスタジアムが使われることになっているが、テロの対象になる可能性もあり、警備関係でかなりのコストがかかるとも予想されている。

~ドイツの実質賃金は既に昨年プラ転し、力強い上昇を続けている。

 

~欧州サッカー選手権の予選突破はさほど難しくないのではないかと言われている。

 

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