日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240626 ドイツの気になるデータ5選(在宅勤務活用度、人口下振れ、浮気性など)

①GfK消費者信頼感~▲21.8と5か月ぶり小反落。市場予想比弱目。所得期待(12.5⇒8.2)と経済見通し(9.8⇒2.5)は(企業側、市場側の)景気先行指標の弱さと整合的。。一方、貯蓄傾向は急増(5.0⇒8.2)し、購入傾向は低いレベルにとどまった(▲12.3⇒▲13.0)。当指数担当者曰く「消費者心理回復には、インフレの継続的減速、次期政府予算の明確な見通し、実質所得の持続的な増加が必要。」

 

https://tradingeconomics.com/germany/consumer-confidence

www.gfk.com

 

②在宅勤務(Homeoffice)活用度~過去4週間に1日でも在宅勤務した従業員の割合は2021年24.9%⇒2022年24.0%⇒2023年23.5%とほぼ同水準を維持(コロナ前2019年の12.8%からは大幅増)。EU平均の22.4%よりは多め。少しでも在宅勤務している人の中では、26%が毎日、30%が勤務日数の半分以上、44%が半分以下(下図)。

業種別にみると、医療、小売、小売で低く、IT、コンサル、保険で高い。

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/06/PD24_N032_13.html

 

③人口推計~約10年毎に実施されている国勢調査(2022年5月15日基準)の結果、ドイツの人口は8270万人と、従来想定より140万人少なかったということが判明。主因は外国人(100万人下振れ)。難民などが登録抹消手続きなどをせずに帰国してしまったようなケースが多かったのではないかと言われている。

https://www.zensus2022.de/DE/Aktuelles/PM_Zensus_2022_Bevoelkerungszahl_Ergebnisveroeffentlichung.html

 

④ユーロ円~介入直前のレベル(左の上ヒゲ)を上抜けして171円台に定着しつつある。一段のユーロ高円安に走り出しそうな感じ。

https://tradingeconomics.com/eurjpy:cur

 

⑤浮気性ランキング~(調査対象国が限定的ながら)ドイツは「恋人/配偶者以外と浮気した経験がある」という回答者の割合が68%と高水準で、米国に次ぐ2位。日本は8位。

https://worldpopulationreview.com/country-rankings/infidelity-rates-by-country?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR2_vvx1GXZlKohnlyUalr53p8MI8LjZ8Lw3HuEhjyd78Ypvhls034HjEwg_aem_RFgWtCFHEr7k-LoHAPJTaw

 

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