日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240928 週末のBloombergより(ペットのヘルスケア市場など)

https://www.cmegroup.com/markets/interest-rates/cme-fedwatch-tool.html

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◆インフレ(コアPCEデフレータ)は非常に落ち着いており、先日の▲50bp利下げを正当化。
◆年内▲75bp(11月は25か50か五分五分)、ターミナル金利2.9%あたりで収斂し、金利ボラ大幅低下。
◆景気のデータは決して弱くないので、今後は慎重に▲25bp刻みになる可能性もあるが、中立金利への回帰(正常化)を急いでおくべき局面と考えれば11月の▲50bpも十分正当化できる(市場の織り込みはフェア)。
FEDがこれ以上の雇用軟化を避けたいと明言しているので、市場はNFP+13万人割れを次回25か50かの目安にしている感触(来週の市場予想は+14万人)。ジョブレスクレームがしっかりしているので、雇用の急減や失業率の上昇は想定しづらい。
FEDはバランスシート圧縮は利下げ軌道とは関係ない別物と位置付けている。短期金融市場に特段支障がない限り粛々と圧縮を続ける可能性が高い。
◆CITIはアポロとプライベートクレジットで協働開始(5年250億ドル規模)。利下げ局面の下、CITIの顧客の中でプライベートクレジットでの資金調達及び運用へのニーズがかなり高まっている模様。
◆10/1の副大統領候補(バンスVSウォルズ)のTV討論にも一応注目。

 

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◆デジタル・AI時代において銀行の規模は大きなメリットとなるので、体力面で中小銀行は苦境に陥りやすい。
◆但し、PNCのようにある程度の規模・体力があって、地元密着の優位を維持できている銀行はかえって強い。
◆一律の自己資本比率引き上げなどの金融規制は、銀行毎の特色を発揮にくくしつつ、銀行によってファイナンスをつけられているシャドーバンクにビジネスを押し出している。金融システム全体のレジリエンスが本当に高まっているかは疑問。
ピッツバーグはメロンやハインツなどのフィランソロピーマネーが研究や文化を支え、地銀が産業をしっかり支える形で他都市よりうまく発展している。
◆米国でペットは完全に家族の一員と化しており、所得が2割減ってもペットへの支出は落とさないという人が約9割を占める。ペットのヘルスケア関連支出は昨年380億ドルで年+4-6%ペースで成長している。
◆最先端の医学・生物学やAIもフル活用されており、ネコの健康相談用にCatGPTなるものが登場している。
◆高等教育のコストは激増し、有名大学に入れる人は限られ、せっかく大学に入っても卒業できず、借金だけが残るようなケースも多発している。
◆高等教育には、誰もが持つ人間としてのポテンシャルを引き出し、その後の人生を劇的に好転させる威力がある。
◆そのポテンシャルを無駄にしないよう、できるだけ多くの人々が各自に適した高等教育を受ける機会を得られるようにすることは、国家全体にとっても非常に重要。

 

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