日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220201 ドイツ労働市場は引き続き堅調

本日ドイツ連邦雇用庁から1月分のドイツ雇用統計が発表されました。
一言でいうと、

オミクロンをものともせず、1月もドイツ雇用の力強い改善継続

ということかと思います。

エッセンスを以下ご紹介します。


季節調整後の失業者数は(▲6-10千人の市場予想を上回る)減少継続(1月▲48千人)。最近は市場予想を上回る改善がずっと続いている。

https://tradingeconomics.com/germany/unemployment-change

 

ドイツ雇用庁HP

https://statistik.arbeitsagentur.de/DE/Home/home_node.html

 

 

失業率はコロナ後のスパイク分をほぼリバースした格好

https://tradingeconomics.com/germany/unemployment-rate

 

 

求人数(上線:残高、下線:新規)はコロナ前の水準を上回りつつ、力強く増加継続

f:id:dateno:20220202011440p:plain

 

●全体としてむしろ人手不足気味なこともあり、操短減少も順調に継続

 

●スキルなどが低く長期失業となっているハルツⅣ(SGBⅡ)受給者数も

 最近は着実に減少に向かっている

 

ifo雇用バロメータ(ドイツ雇用の先行指標)はやや勢いを失いつつあるものの、引き続き高水準を維持

https://www.ifo.de/node/67698