ドイツ今年最後の重要地方選、ニーダーザクセン州議会選挙(10月9日(日)即日開票)について簡単にまとめておきます。
まずは現状についてですが、2017年(5年前)の選挙の結果、与党のSPDとCDUが議席の大半を占め、非常に安定的な政権運営がなされています(全137議席、女性議員比率3割)。
https://www.landtag-niedersachsen.de/abgeordnete-und-fraktionen/abgeordnete/statistiken/
SPD(赤)+CDU(黒)の大連立政権をシュテファン・ヴァイル州首相(SPD、中央)が率いています。
Stephan Weil - Vorsitzender der SPD Niedersachsen
直近の世論調査から推計すると、今回の選挙ではGreen(緑)が11⇒27議席が躍進する一方で、第一党SPD(赤)が54⇒48議席、連立ジュニアパートナーCDU(黒)が50⇒40議席と苦戦することになりそうですが、赤緑の48+27=75では全135議席の過半数78には届かないので、現状の大連立(ヴァイル)政権が継続する可能性が非常に高いと思います。
ショルツ首相のSPDは第一党/州首相ポストを維持し、大敗というわけでもないので、ドイツ中央政権へのネガティブインパクトはほとんどないものと思われます。
https://dawum.de/Niedersachsen/
ちなみに地元メディア(NDR)のライブティッカー(ドイツ語)は既にこちらに立ち上がっています。ご参考まで。