ドイツ経済省が毎月下旬に主要経済指標のデータ/チャート集(Schlaglichter der Wirtschaftspolitik)を発表しています。
今回はその中で見ておく価値のあるグラフを抽出してご紹介します。
●グローバル景気先行指数(総合PMI)~年初から大きく改善
●ドイツ製造業海外受注~予想以上に急回復/上記と整合的
●建設(生産)~Q4足を引っ張ったが、暖冬でQ1急反発(但し次の2つ注意)
●建設(受注)~コスト高と金利高のダブルパンチで低迷加速
●建設(景況感)~底這い継続
●貯蓄率~正常化(トレンド並みへの低下)は一巡しており、リベンジ消費は期待薄
●求人数~落ちてはきたが、まだコロナ前の高水準維持
●ドイツ内企業向け貸出~水準まだ高いが、利上げ効果で急減速中
●EUR~対ドル(薄青)、実効レート(黄緑)とも反発も、まだユーロ安気味
●主要他機関の実質GDP成長率予測(今年/来年)~ifoとIMFが今年マイナス予想
ちなみに現時点での市場コンセンサスは今年ゼロ成長(インフレは6.2%)
<国際比較>
●実質GDP前期比~ドイツの潜在成長率も年1%を切ってきたので、今後は日本同様、前期比でのマイナスが出やすくなってきている。
●経常収支GDP比~ドイツの黒字は突出して高水準(トランプはお怒り)
●失業率~日本と遜色のない低水準(ILO基準)
<本件関連>