ベルリンのシンボル/観光名所として有名なブランデンブルク門で9月17日、環境活動団体「ラスト・ジェネレーション」のメンバーらが門の柱に塗料を吹きかける事件(写真)があり、14人が器物損壊の疑いで現行犯逮捕されました。本件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです(日本を含む海外では面白おかしく採り上げられているようですが、ドイツ国内でのニュースとしての扱いはかなり小さめになっています)。
- 日曜の朝から世界の注目がドイツの汚されたランドマークに集まっている。
- 「ラスト・ジェネレーション」は本件以外にも絵画を汚したり道路や空港を封鎖したりして注目を集めて/怒りを買っている。
- 水溶性塗料ではなかったが、幸い元通りきれいにはなりそう。
- 但し高圧洗浄により傷が残ってしまう可能性は否定しきれない。
- 清掃費用は推計35千ユーロ(550万円相当)。
- フェイザー内務相:「無分別で非難に値する行為であり、刑法に基づいて厳罰に処すべき」「犯罪と混乱よって達成されることは何もない。こうした行為は気候保護に必要な社会的支援を大きく損なう。」
- ベルリン市のウェグナー市長:「抗議グループのこのような行動は、正当な抗議活動からはかけ離れた単なる器物損壊/刑事犯罪であり、気候保護にかえって悪影響を及ぼすだけ。」
- 憲法擁護庁は「ラスト・ジェネレーション」を過激派として認定していないが、これだけ犯罪行為を繰り返している団体を早く過激派認定して取り締まるべきだという議論はくすぶり続けている。
<環境活動家集団「ラスト・ジェネレーション」のXアカウント>
https://twitter.com/i/status/1703352990197862530
<日本語報道例>
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