<今週は年末特集号>
◆米国の今年最大のテーマは、何といってもインフレとそれに対するFEDの対応だった。今後は(下がるまで時間がかかると予めわかっていた)家賃の低下や、インフレ沈静済品目のすそ野拡大を待っている。
◆これからは米財政の持続可能性(シャットダウンリスクも再び迫っている)も重要。経済の活力を削ぐことなく歳入を増やし、社会保障給付は一律にカットするのではなく、本当に必要な人には支援が行き届くよう絞り込まなければなならない。
◆今春は米銀危機で一時ヒヤッとしたが、最大の教訓は「デジタル時代の預金の粘着性を見誤った」こと。金利上昇に対するストレステストやシャドーバンキング内を含むアウトライヤーの監視を強化する必要がある。
◆来るべきAI時代に生き残ってゆくためには、AI(powerful digital assistant)に何をすべきか命じる人か、AIとそういった人たちの間をとりもつスキルを持った人になる必要がある。