①少子高齢化の深刻さ度合いを、労働力人口(15~64歳)に占める65歳以上の高齢者の割合でみると、ドイツ(赤)はイタリア(緑)に続いて日本(灰)に急速に追いつこうとしている。
②20歳と65歳の人口差は、足元の27万人から、10年後には62万人に拡大見込み。
③ドイツは移民(含む難民)を年平均29万人程度受け入れる見込みなので、総人口はほぼ横ばいを維持できる見込み(赤線)。
④但し、移民(含む難民)のうちで、労働力として戦力化できるのはせいぜい6割程度。
⑤加えて、ドイツの労働時間は極端に短い上。。。
⑥病欠も多い(有給を使うことなく遠慮なく休む)。
⑦その結果が深刻な人手不足の恒常化。
⑧労働投入のマイナス寄与により潜在成長率も年0.4~0.5%へ急低下。
⑨ドイツ政府も(数ある逆風の中でも)ドイツ最大の難敵は「労働力不足」と認識。
<日独経済日記>